ショップ製作について

 ネットショップの構築(製作)は、どういった手順で進めていけばよいでしょうか。

その前に、まず、「ネットショップの製作」、これを実店舗のお店として考えてみましょう。
お店(実店舗)を開店するには、まず、その建設場所(土地)を決定してから、そこに店舗を建築しますが、その前に、取り扱う商品の性質などを考慮して立地条件(建設場所など)や内外装デザインなどを決めてから店舗建設を進めていくことでしょう。
そして、店舗となる建物ができあがると、商品をアピールするためのディスプレイを施し、レジ、空調、照明器具などさまざまな店内設備を整えていきます。
さらに、店内において、商品の説明や顧客への対応ができる「販売員」を用意をすることになります。
それらの全ては、お店にお客を迎えること、効果的な販売をすることを考えて行われることでしょう。

 これがネットショップだったらどうでしょうか。
ネットショップの立地条件はどこでもほとんど同じといえます。 あえて違いを言うなら、「ホームページ容量」や「CGI利用可否」などのサーバーにおける制約(条件)があげられますが、最も重要な「店舗へのアクセス」という点においては、スタートは皆同じといえるのではないでしょうか。
つまり、建設場所(URL)をどこにするかは、それほど重要なことではないということです。 ページ容量やCGIの問題も処理を分散することなどで対応できえるし、ホームページなら後から移転(サイトURL変更)することも簡単であるということもその理由になります。

 このページでは、建設場所(サーバースペース)はすでに確保済みであるとしてネットショップの製作手順を考えてみます。

○ 何を売る?

 ネットショップで何を売りますか?
当然のことですが、最初に決めなければいけないのが商品です。
普通は、売りたいものがあるからネットショップをつくるものですが、その気になれば、誰でももてるネットショップです。 「何を売ろうか」これから考えている人もいるでしょう。
売りたいもの(商品)が決まらないことには、ネットショップ製作は始められません。 あたりまえですが、売る商品に合わせて、WEBサイト(ネットショップ)をプロデュースする必要があるからです。
「自分家の畑で採れた自慢のダイコン」、
「趣味で集めた希少なベースボールカード」
何を売るかは、何が売れるかということを考えることです。

 言うまでもなく、ショップにとって最も大事なものが商品です。
ネットショップでは、この商品をインターネットを舞台に売り出すわけですから、商品を決定するには、インターネットの性質を考えてみることもポイントになりそうです。
ネットで、いろいろなショップを覗いてみると、あなたにも売れる商品が見つけられるかもしれません。

インターネット、通信販売


○ コンセプト・方針

 ショップで販売する商品が決まったら、その商品のコンセプトをしっかりと自覚しましょう。
なぜ、この商品を選んだのか、この商品の何が良いのか?
商品にダイコンを選んだのなら、ダイコンが売れると思った理由があるはずです。
 「無農薬でつくられたダイコンだから?」
 「美味しさが自慢のダイコンだから?」
 「大きさが自慢のダイコンだから?」
 「安値が自慢のダイコンだから?」
ホームページでは、そこを訪れた人に商品の魅力(商品力)を如何に効果的に訴えるかを考える必要があります。
ページに載せる画像やコメントなど、商品の魅力を引き出すためのコンテンツを用意しなければいけません。
 「当店のダイコンは・・だからいいのです」を、どのような形で訴えていくのかを考えましょう。

 ネットショップでは、店先で対応する販売員がいません。 また、当然、ネット上で他の多くのショップと商品を比較検討されることになるでしょう。
その中で、「当店のダイコンは・・だからいいのです」ということを、どうやって打ち出していくのか?
ショップサイト製作を考える上で、重要なポイントになります。

 また、実店舗ではないWEB上だけに存在する「ネットショップ」であっても、その運営をどのような位置づけ、方針でやっていくのかを、この時点で考えておくべきでしょう。
これは、「ネットショップをもつキッカケや目的、現況、今後の目標など」を思い起こしてみるとよいと思います。
 「ネットショップをもとうと考えた理由は?」
 「ネットショップを開店したら、一日にどれだけの時間を運営に費やせますか?」
 「顧客ターゲットはどのようなタイプの人を想定していますか?」
 「ダイコンの出荷は期間限定ではないですか?」
商品にはいろいろな特徴があったり、オーナーには様々な都合があったりします。

 まず、あなたのショップ(商品)のコンセプトと方針をまとめてみましょう。

運営スタイル、商品力


○ 情報の整理

 ネットショップで発信する情報について考えてみます。
ホームページを構成するコンテンツは、主にJPEG画像やGIF画像などのイメージ画像(静止画)と文章(テキスト文字)でつくられます。(他に動画や音声などもあります)
ネットショップサイトをつくる材料として、それらを前もって用意する必要があります。
お店の看板にあたる「ロゴマーク」、内外装に相当する「壁紙」、「ボタン」などの、いわゆる「ホームページ素材」はもちろんのこと、ショップや商品をアピールする為の画像や紹介文などが、それらに該当します。
ショップサイトの全体デザインにつながる素材などは、製作の段階で考え、準備してもかまいませんが、 ネットショップにおいて、最も重要な「商品に関する情報」は、ページ製作にとりかかる前に準備、整理することをお奨めします。

 個々の商品を、手にとって見ること、触ることができないネットショップでは、まさに「商品画像」と「商品紹介(文)」が命とも言えるでしょう。
ここで認識しておかなければならないのは、色や形、大きさなどの視覚情報は、商品実物を手にとって見ることには及ばないこと、手触りのようにページ上では正確には伝えられない情報があること、さらに、「お客様が知りたい情報」は個々に異なる場合があり、それを完全に網羅して提供することは不可能に近いことなど、ホームページという制約の中のネットショップということです。
それらの制約のなかで、どれだけの質と量の情報を提供するかを考えなければいけません。

 商品写真画像にいては、画質、サイズ、容量を決める際に商品の性質とページでの画像表示速度を併せて考える必要があります。
詳しくは「製作手法」の項で述べますが、一般に写真などのイメージ画像は、その情報量(画質、サイズ)に比例して表示速度が遅くなります。
そこで、商品種ごとに写真画像の必要性や表示枚数などを考えてページ全体のバランスをとる必要があります。
また、商品紹介(文)においても必要十分な内容を検討して準備する必要があります。
衣料品を例にとると、販売価格、色、柄、サイズ、材質などの情報を商品毎に整理するとともに、各商品のアピール文を適切な量で用意するべきだということす。

 ホームページで提供する情報量は多いにこしたことはありませんが、その整理は、その後のページ製作への負担にもなります。 また、見る側(お客)への負担にもなることがあります。
ページを閲覧するお客の立場で、わかり易い、見やすいページ構成にするには、多すぎる情報量が大きな負担にもなりかねないことも覚えておく必要があります。

 必要な情報を見極め、ページ製作の材料として準備、整理しましょう。

ホームページ素材、商品情報


○ ページの構成

 ネットショップにおけるコンテンツは、単に商品画像を羅列して、商品紹介文を載せただけでは成り立ちません。
例えば、
 (1)各ページをリンクするトップページ
 (2)商品をアピール、説明を補足、詳細に述べるページ
 (3)商品注文を受け付けるページ(CGIなど)
 (4)問い合わせなどを受け付けるページ(またはメール発信リンク)
 (5)法律に定められた項目をまとめて表示するページ
 (6)送料、支払い方法など販売に関わるシステムを説明するページ
などが、一般的なショップサイトに最低限の機能として設けられています。
特に、現在、ネット上で見られる多くのショップサイトが、上記のページ以外にも、
 (7)サイトを訪れた閲覧者の興味を引くようなページ
 (8)アクセスアップ支援に関わるリンクページ
など、集客、販売促進につながるような工夫をこらしたページを設けています。
但し、これらのページは、それぞれが独立して存在するというものではなく、 「1つのページが2つ以上の役割を担うページ」として存在する場合もよくあります。
また、全てのページが全てのショップで必ず必要なものでもなく、各自のショップの「コンセプト・方針」に照らし合わせて、「製作するページ」を考える必要があります。

 「製作するページ」が決定したら、次にその構成、配置を考えてましょう。

(ページ配置の例)
トップページ(兼総合案内ページ)
         |
         +--- 商品全般について案内ページ1
         |
         +--- 商品全般について案内ページ2
         |
         +--- お買い物方法説明ページ
         |         |
         |         +--- 商品A紹介ページ
         |         |       |
         |         |       +------- 商品発注ページ
         |         |
         |         +--- 商品B紹介ページ
         |         |       |
         |         |       +------- 商品発注ページ
         |         | 
         |         +--- 商品C紹介ページ
         |         |       |
         |         |       +------- 商品発注ページ
         |         |
         |         +--- 送料の説明ページ
         |
         +--- ショップ案内ページ(兼法規定項目の表示ページ)
         |
         +--- 商品関連リンク集ページ
         |
         +--- 問い合わせ受付ページ
         |
         +--- 実店舗へのアクセスマップページ


配置、デザイン


○ コンテンツ

 ショップサイトを構成するページの内容についての説明です。

 (1)各ページをリンクするトップページ
ショップサイトの入り口にあたるトップページは、実店舗でいえば、まさにお店の正面玄関にあたり、サイトの顔ともいえます。 ショップへの第一印象につながる重要なページです。
ここで、閲覧者(お客)の関心を引かないと、トップページ以下のサブページに閲覧者は足を運んでくれません。
閲覧者にどういったイメージを与えたいか、何を一番最初に伝えたいかを考えてみるといいでしょう。
ただ、それを考える前に知っておくことがあります。
それは、「ホームページの閲覧者がこのページを訪れたキッカケ」です。
閲覧者が、トップページにたどり着くキーになるのは、ほとんどの場合が「ホームページ名称」です。
ホームページの名称で、「このサイトが何であるか」を想像してやってくるのです。
例えば、
野菜の直売サイトなら、「新鮮野菜のXXX]とか、それをイメージする「ホームページ名称」です。
トップページでは、そのページ名称を掲げるのはもちろんのこと、名称から連想されるようなイメージをデザインに取り入れることが一般的です。
そして、そこで閲覧者に最初に伝えたいことが、例えば「野菜の新鮮さ」なら、それを象徴するようなイメージ画像を貼ったり、案内文を載せたりするのもいいでしょう。
また、トップページはネットショップへの入り口ですから、そこから店内への行き来のよさ、見通しの良さも重要なポイントになります。
サイトのコンテンツ(内容)が判り易く、行きたいページへの道筋(リンク)が見つけ易い構造にしましょう。
 (2)商品をアピール、説明を補足、詳細に述べるページ
このページは、ネットショップサイトで「商品を販売する」という目的を果たす為に最も重要ページです。
実店舗でいえば「営業販売員」の役割をするのがこのページです。
「営業販売員」は来客との会話を通して、
 商品の基本説明をする
 商品の魅力を訴え、購買を勧める
 商品への疑問、問い合わせに対して回答する
などの重要な役割を果たします。
通常のホームページでは常に、閲覧者に対しての一方的な情報提供になります。
このことを念頭に、このページで提供すべき情報を選択しなければなりません。

営業販売員になったつもりで、商品について「お客に知って欲しいこと」、「お客が知りたいこと」をわかり易く、好感をもってもらえるような形で伝える必要があります。
 (3)商品注文を受け付けるページ(CGIなど)
このページは、実店舗でいえば「商品のディスプレイ」であり、また、「レジ係の店員」のような役割を担います。
まず、販売する一つ一つの商品について、価格と仕様(サイズ、素材など)を明記します。
そこから、お客がピックアップした商品の注文を受け付けるわけですが、ページにCGIなどのプログラムを使用して販売価格の自動計算などの機能も付加させたりします。
もちろん、注文の受け付けは、FAXや電話、電子メール(メーラー起動による)も利用できますが、今日のショッピングサイトではCGIなどのプログラムを利用したもの(一般にショッピングカートなどと呼ばれる)が一般的です。
ただ、商品の種類が少なく、価格計算も容易であれば、CGIのようなプログラムは必ずしも必要ではありません。

このページの製作で重要なことは、
個々の商品の仕様をできるだけ明確に伝えること
商品の選択から発注までの手順がスムーズで判り易いこと
などが上げられます。
 (4)問い合わせなどを受け付けるページ(またはメール発信リンク)
このページは、顧客や取引先などの閲覧者から、問い合わせなどの連絡があった場合に、その内容を書き込んでもらって「メール受信」という形で受け取るために設置するものです。
ネットショップにおいては、電話やFAXでの対応が可能であっても、24時間可能であるメール受信の形での受け付けは必ず用意する必要があります。
ホームページを訪れる閲覧者側にも電子メールによる連絡の方が都合がいい場合があるからです。

通常は、HTMLで入力フォームを作成して、その内容をCGIプログラムに渡す(CGIはサーバーコマンドなどを使用する)か、または、メーラーに連動させるなどして実現させます。
以下に簡単な例を示します。

(入力フォーム例)
 お問い合わせ、ご連絡などありましたらこちらへご入力ください
 ■ お名前
 ■ Eメール(返信用)
 ■ ご入力欄
  

このような入力フォームページを設けるのが面倒であれば、
    ● 当店へのお問い合わせ
のように単にメール発信リンクによる代用も可能です。
 (5)法律に定められた項目をまとめて表示するページ
このページは、法律に基ずく表示項目を表記をするページです。
法的な義務としてはもちろん、顧客からの信頼を得る意味でも必ず表記するべきものです。
以下に定められた表示は1ページ内に無理にまとめる(1ページ内で全てを表示する)ことはないと思いますが、まとめて表示しているサイトが多いようです。
サイト内では、見つけ易い場所に明確な内容のものを表示しましょう。

以下のような内容を明記する必要があります。

・ 販売価格
・ 送料
・ 代金の支払い時期、及び方法
・ 商品等の引渡し時期、及び返品特約
・ 所在地
・ 電話番号
・ 販売業者氏名または代表責任者名

現法における正確な表記項目をご自身のショップに照らして確認ください。

特定商取引に関する法律の
 第二章 訪問販売、通信販売及び電話勧誘販売 の 第三節 通信販売 の 第十一条 (通信販売についての広告)は経済産業省ホームページの法令検索などで確認できます。(2003/10/29)


また、JADMA(日本通信販売協会)のページも参照ください。
 (6)送料、支払い方法など販売に関わるシステムを説明するページ
 支払いはいつ、どのような手段で?
 注文方法は?
 送料はいくら?
気に入った商品が見つかって、いざ注文しようと考えた時、これらが判からなかったら、お客が戸惑いますよね。
このような販売に関わるシステムを説明するページは、閲覧者(お客)が、すぐに目に付く場所に設置(リンク)したいものです。
できれば、トップページの目立つ場所にリンクすることをお勧めしますが、少なくとも、閲覧者が商品の選択から発注にいたるページ移動の途中までには、確実にアナウンスする必要があるでしょう。

これらのシステムは、できるだけ簡単で理解し易い内容が望まれます。
また、お客にとって、買い物をしやすい環境を整える手段として、複数の選択肢を用意することも考える必要があります。
例えば、
 支払方法には、「銀行振込」「カード決済」「代金引換」など、
 注文方法は、「ショッピングカート(CGI)」「電子メール」「FAX]など、
 送料は、「代金引換指定」「配達日時指定」に対応できる発送手段を組み込むなど、
お客のニーズに合わせたシステムがあれば、販売促進に役立つはずです。
 (7)サイトを訪れた閲覧者の興味を引くようなページ
ショップで販売している商品に直接的には関係がなくても、閲覧者の興味を引くようなページを設けることは、固定客の獲得やサイト宣伝の道具として役立たせることができます。
例えば、ダイエット食品のショップであれば、
「美しく痩せるのに効果的な有酸素運動について」
というようなレポートがあれば、きっと閲覧者の興味を引くことでしょう。
閲覧者は痩せることを望んでいるからこそダイエット食品に関心があったと考えられるからです。
このレポートをホームページで継続的に連載するようであれば、訪問常連者を増やすことができ、また、ショップへの信頼をも得ることができるかも知れません。
ショップサイトの中には、このような「閲覧者の興味を引くようなページ」を、ホームページサイトの前面に打ち出して宣伝を行い、それを商品の販売に結びつけるような手法をとるところもあります。
余裕がある限り、このようなページの作成を心がけると、WEBサイトとしての規模が大きくなり、正に見ごたえ(読み応え)があるホームページサイトになります。
見ごたえがあるショップサイトは、ネット上に大きな店舗をもつようなものです。少しずつでも作成して、サイトを実のあるものに育てましょう。
 (8)アクセスアップ支援に関わるリンクページ
ネットショップに限らず、WEBサイトにとってアクセスアップは最大のテーマです。
それについては他のページで詳しく述べますが、インターネットの中では、自サイトのアクセスアップのためには、より多くの「他のサイトからのリンク」が必要となります。
サイトURLを案内している知人などは別にして、ほとんどのアクセス者(閲覧者)が、他のサイトからのリンクをたどって訪問(アクセス)してくるからです。
ここで、「他のサイトからのリンク」を増やす手段として真っ先に思いつくのが、検索エンジン類への登録ですが、 検索エンジン類の中には、相互リンクを義務付けしているものや、相互リンクした方がアクセスを増やし易いものがあります。
また、登録以外のサービス(ホームページ素材など)提供の代償としてリンクを求められる場合もあります。
多くのネットショップでは、アクセスアップを宣伝費を使わずに実現する為に、これらのリンクを設置しています。
もちろん、リンクは、トップページなど既存ページの片隅に貼っても構わないのですが、リンク数が多くなると、ページの表示速度が遅くなるなどの理由で、専用リンクページを設けているサイトもあります。

コンテンツ


○ 製作手法

 自分自身でホームページを製作しますか?
ネットショップに限らず全てのホームページは、ページが閲覧者に提供する情報の質と量とともに、ページの新鮮さがとても大切なものです。
提供する情報が特別なものでない限り、質と量が充実していても、「いつ見ても変わり映えしないページ」は、いずれ訪問者に見飽きられてしまうのは明らかです。
つまり、ページの「新鮮さ」というものがホームページでは常に求められるといえるのです。

 ページの新鮮さとは、単に情報の新しさということだけではなく、ページ表情の変化ともいえます。
たとえば、常連の閲覧者が存在したとしましょう。 特に新しい情報をなくても、毎日のように見るページに少しづつでも変化があれば、常連者はページを更新する人(管理者)の存在をしっかりと感じとるでしょう。
ネットショップを営む場合、たとえ、商品情報などショップに変化がなくても、時には、ページ内容に何らかの変更を多少なりとも加えなければ、サイトが生きて見えません。 長期間、なんの小さな変化もないとしたら、極端に言うと「このショップは現在も営まれているのだろうか?」なんて思われかねません。
賑わっているショップ、または賑わっているように見せたいショップならば、それなりのページ更新が必要になるのです。

 この「ページ更新」という作業は、ショップ(オーナーまたはスタッフ)自身で行なうことを強くお勧めします。
少なくとも、サイト立ち上げ時のデザインはプロの製作業者に依頼したとしても、その後の「ページ更新」はショップ自身で行なうことお勧めします。
自身で更新できれば、コストの面で有利なことはもちろん、ページ内容に対して、運営者だけが感じられる微妙な心配りを施すことがいつでもできるようになるからです。

 それでは、ホームページを、自身で製作、更新するにはどうしたらいいのでしょう。
真っ先に思い浮かぶのが、ホームページビルダーやFrontPageなどのホームページ製作総合ソフトかと思います。
このような総合ソフトは、「これ1つでほとんどの機能を備える」便利なものですが、ここでは、それだけに頼らないページ製作を考えてみます。
また、同時に、ショップサイトの為のページデザインというものを考えてみます。

 ・ホームページの主体はHTMLファイル
ホームページは、HTMLという形式のデータをブラウザ(Internet Explorerなど)が、そのルールに従って画面上に展開したものです。
一般にHTML形式のデータを収めるファイルは .html .htm などの拡張子をもちます。 これらのファイルの中身を見ると、まさにHTMLが記述されています。
ホームページの源はHTMLファイルだけではありませんが、最終的に端末(ネットに接続したパソコン)のブラウザで閲覧する時に、その主体になるのがHTMLのルールです。
ホームページ製作ソフトなどは、このHTML形式のデータファイルを作り出すことをユーザーに意識させないで簡単に実現する機能を有します。
しかし、このHTMLは、それほど難しいものではありません。
慣れないと判りずらいところもありますが、これをテキストエディタ(メモ帳など)で書き直すことで、簡単にホームページに手を加えることができます。
HTMLファイルの中身を直接、変更する時、事前にHTMLの学習を十分に行なう必要があるかというと、そうでもありません。
HTMLファイルを開くと、
  <html>
  <head>
  <title>My Page</title>
  </head>
  <body>
  <center>行の真ん中</center>
   ・・・
  </body>
  </html>
のような記載があります。
この中の '<' と '>' で囲んだ組み合わせ部分をHTMLタグといいます。
これらのタグが集まってできたのがHTMLソースです。
例えば、上の
  <center>行の真ん中</center>
は、 '<center>' と '</center>' で囲まれた「行の真ん中」という文字を中央に表示するといった意味があります。
このような一つ一つのタグの意味は、書店で販売されている「HTMLのリファレンスマニュアル」などを入手すると詳しく説明してあります。
意味を理解しながら少しずつ手を加えてHTMLを習得してみましょう。
 ・ページデザイン(配置)
閲覧者は常に、WEBページから得られる何らかの情報に有益性を感じて、そのページを見ています。
ショップサイトにおける有益性とは何でしょうか?
閲覧しているページがショップサイトであると気づきながら、そのページに留まる理由のほとんどは、「商品への興味」からくるものです。
たとえ、購入意思がなくても、掲載されている商品への興味が、閲覧者をサイトに留まらせる主たる理由です。
すなわち、ショップサイトのWEBページとしての有益性とは、正に「商品情報」といえるのです。
ショップサイトでは、この商品情報を閲覧者に的確に提供できなければなりません。
また、全てのWEBページにとって、そこを訪れる閲覧者は、「お客様」のようなものだといわれますが、それが、ショップサイトであれば、真のお客様になってもらうわけです。
そのお客様のためには、商品情報を得てから商品を発注するまでの動作がスムーズに実現できるページデザイン(配置)が必要です。
つまり、ショップサイトに求められるのは、商品購入者の立場で考えたページデザイン(配置)と言ってもよいと思います。
このようなページデザイン(配置)とは、具体的にはどのようなものかを挙げてみます。
 ・トップページで全てのコンテンツを案内する。 または、サイトマップをつくる。
 ・どのページを見ているのか分かるようにする。
 ・別窓で開いたページには 「ページを閉じる」 ボタンを用意する。
 ・切替えて開いたページには 「前ページへ戻る」 ボタンを用意する。
 ・全ての末端ページから直接トップページに戻れるようにする。
 ・各ページのナビゲーションボタンの配置位置を同じにする。
 ・テキスト文字のリンク箇所を見つけ易くする。
 ・1ページのスクロールは最小限にする。
 ・1ページの情報量と表示速度(容量)はページ毎に目的に合わせて考える。(後で説明)
 ・イメージ画像は用途に応じて加工する。(次項で説明)
 ・サイトのイメージカラー(主に使う色)を幾つかに限定する。
 ・背景画や、アイコンなどの装飾画像のイメージに統一性をもたせる。
 ・テキスト文字フォントの種類や大きさに規則性をもたせる。
ショップサイトのページデザインは、商品カタログのように商品を引き立たせるさまざまな工夫を凝らすことも大切です。 しかし、同時にホームページの宿命といえる「アクセススピード」のことも考えなければいけません。 カタログ冊子をめくるように、すばやく次のページに移動できればよいのですが・・・
閲覧者にストレスを感じさせないようにするためには、このアクセススピードを考慮する必要があります。
ホームページへのアクセススピードは、おおまかに言うと、
 サーバーの処理時間
 通信回線のデータ移送時間(容量)
 端末の処理時間
の3つを合わせたものです。
これらの時間に直結するのがページ容量(ページを構成するデータサイズ)です。
ページ容量は、テキスト文字やデザイン定義などを含むHTMLソース(HTMLファイル)と画像ファイル、音楽ファイル、プラグイン用プログラムなどの付属ファイルを合わせた総容量で決まります。(スクリプト定義ファイルなど他にもあります)
この容量(1ページ)を小さくするためには、
 (1) テキスト文字などのHTMLソース本体のサイズを小さくする。
 (2) 画像ファイルなど付属ファイルのサイズを小さくする。
 (3) 画像ファイルなど付属ファイルの個数を少なくする。
のいずれかしかないわけです。
この内、(1)と(3)を簡単に実現するのが「ページの分割」です。
1ページの容量が大きくなったら、それを2ページに分割すれば良いわけです。
しかし、トップページや大きな商品画像を必要とするページのように、分割ができない(難しい)ページが在るでしょう。
それらのページは、「不要な部分はカット」、「どうしても譲れない部分は妥協」というようにページ毎に、そのページが持つ意味、目的を考えて作成するしかありません。 もちろん、その前に次項で説明する「画像サイズを小さくするテクニック」などを駆使する必要があるのはいうまでもありません。
それでは、どれくらいのページ容量を最大値ラインに設定すれば良いでのしょうか?
アクセススピードは、閲覧者の環境に大きく左右されるわけですから一概には言えませんが、快適にページを閲覧できるのは、
 トップページで〜50KB、サブページで〜30KB
という考え方もあります。
しかし、ブロードバンド(高速回線)が広く普及するなど、インターネットを取り巻く環境の急激な進化を考えると、それよりも若干大きなサイズでも良いのではないかと思います。
もちろん、アクセススピードが速ければ速いほど良いのですが、「速ければ良い」ということを理由に、デザインがライバルのショップサイトより見劣りするのも考えものです。
私(筆者)自身は、ISDN環境でトップページで10〜15秒、サブページで5〜10秒くらいで表示できれば特に不満を感じません。 実際、ネットサーフィンをしていると、それよりも表示が遅いサイトも数多く存在します。
ショップサイトは、その種類により、デザインの趣きやイメージ画像の重要性などそれぞれ異なると思います。 ですから、自らのショップサイトと同類のショップサイトを見て回って、そのデザインや表示速度をチェックしてみたらいかがでしょうか。
その中で、ライバルと渡り合えるデザイン、アクセススピードというものを体感してみて下さい。
 ・イメージ画像製作
イメージ画像はホームページデザインの命とも言えるほど大切で、使用するイメージ画像でサイトの印象は大きく変わったりします。
特にショップサイトでは、商品の写真画像としての存在が大きいので、適切な加工と選択が必要になります。
このイメージ画像を本格的に加工したり、イラストを作成するのに、以下のような専用ソフト(画像処理ソフト)が広く使われています。
 Adobe Photoshop(画像処理)
 Adobe Illustrator(イラスト作成)
 Paint Shop Pro(画像処理)
デジタルカメラに付属する画像処理ソフトでも、それなりの加工をすることは可能ですが、できれば、このような専用ソフトを用意したいものです。
ここでは、「画像の容量を小さくする技術」と前項で述べた「画像の用途に応じた加工」について考えてみましょう。
一般的にイメージ画像の容量を小さくするには、
 (1)サイズ(縦×横の大きさ)を小さくする
 (2)使用色を少なくする
 (3)圧縮率を上げる
 (4)ぼかす、ピントを甘くする
 (5)薄くする(使用色を少なくするのと同じ)
 (6)単色系でまとめる、モノクロにする(使用色を少なくするのと同じ)
などの方法が考えられます。
これらの処理は全ての画像処理ソフトで行なえるものではありませんので確かめてください。
イメージ画像として最も一般的なGIF画像とJPEG画像についていうと、GIF画像では(1)と(2)、JPEG画像は(1)と(3)と(4)の手法が使われます。
 (1)は最も効果的で、ほとんど(全て?)の画像処理ソフトで可能です。
 (2)はGIF画像作成時のオプションとして指定します。
 (3)はJPEG画像作成時のオプションとして指定します。
 (4)はJPEG画像作成前の加工時に処理します。
 (5)と(6)は両方で可能ですが、色数が少ないGIF画像では効果が小さいことがあります。
このようにイメージ画像の容量は、一般に画質とサイズに比例するように大きくなります。
WEBサイトでは、アクセススピードとデザインの観点から、上記のような画像加工を、その画像の用途に応じて行う必要があります。
大きな画像に小さいサムネイルを用意するのは、まさにそういったものです。
他にも例を挙げると、
 背景に使用するイメージ画像は、薄くしたり、ぼかしたりする。
 形や輪郭だけを確認するための画像は、使用色数を少なくする
 素材の質感まで表現にこだわる画像は、サイズを大きく高画質にする。
など用途に応じて使い分けを考えましょう。

※ 参考
 WEBデザイン塾    All About ホームページ作成  

○ CGIの利用

 CGI(Common Gateway Interface)とは、端末側(ブラウザ)からの要求に対してサーバーがサーバー側にあるプログラムを実行して、その出力結果を端末側(ブラウザ)へ返す仕組みのことです。
チャットや掲示板などがそうですが、ショップサイトにおけるCGIは、主に、ショッピングカート(買い物カゴ)とメール送信フォーム(問い合わせ窓口など)に利用されます。
ショップサイトにとって、それらはとても便利なものです。 まず、あなたのサイト(あなたが契約しているプロバイダやサーバー業者)で使用可能かどうかを調べてみましょう。
利用サーバーでCGIが使用できると案内されていたら、設置の前に以下のことを確認しておきましょう。

(1)Perlへのパス
CGI、一般に Perl(プログラミング言語)によって組み立てられたスクリプトを動かします。
ネット上で出回っているCGIスクリプトは、そのほとんどがPerlで書かれています。(CGIが利用できるサーバーは、まず、Perlが存在すると考えていいでしょう)
CGIスクリプトを動かす時に、その中で、Perlの在る場所(パス)をファイル内に記述する必要があります。 詳しくは、それぞれの設置マニュアルなどを参考ください。
(2)sendmailコマンドの有無
通常、CGIスクリプトがメール送信を行う時には sendmail というコマンドを利用します。
sendmailが用意されていない、または、利用を禁止しているサーバーでは、ショッピングカートやメール送信フォームなどで使用できるCGIが限られてきます。
このコマンドを使用しないでメールを送信するには、それぞれのサーバー事情に合わせたプログラミングが必要になるからです。
(3)CGIスクリプト(プログラムファイル)の設置場所
サーバーを利用する際のルールで、HTMLファイル(.html)やイメージファイル(.jpg .gif など)を設置する場所(URL)とCGIスクリプト(.cgi など)を設置する場所が異なる場合があります。
例えば、HTMLファイルなどは /public_html に、CGIスクリプトは、 /cgi-bin にといったように指定されているケースです。
このようなサーバー側の事情によるルールに従わないとCGIが正常に動作しない場合があります。
(4)その他CGIに関わる制限事項
よくあるケースとして、持込CGIが禁止されている場合があります。
「CGIが利用できる」と案内されていても、よく読むと、業者側が用意したCGIのみが利用可能で、利用者自らが持ち込む(外部入手)CGIは認めていないといったケースです。
また、CGIプログラムがサーバーにかける負荷に制限を設けているところがあります。
通常、ショッピングカート程度の負荷であれば、まず大丈夫ですが、「チャットは不可」 というのはよくあるケースです。
この他にも、CGIファイルの設置容量を制限したり、他のサーバー(外部のWEBサイト)からの呼び出しを禁止しているなどのケースをみかけます。
<CGIスクリプトを手に入れるには>
 通常、インターネット上で公開されているもの(有料または無料)をダウンロードして設置するか、WEBサイト製作業者などに製作を依頼(有料)します。
<CGIスクリプトを選ぶ際には>
 目的にあわせた機能性を検討するのは当然のことですが、最も大切なことは、利用者にとって、動作(操作)がわかり易く、使いやすいことです。
ショッピングサイトにおいては、閲覧者(お客)がネット初心者であったりと、様々なお客を想定しなければならないので、初めての訪問者にも易しい操作性のものが必要です。
また、ショップサイト全体のデザインイメージを損なわないデザインかどうか、(または、そのようなデザインにカスタマイズできるかどうか)も、重要なチェックポイントです。
※ 買い物カゴの中身を常時表示するMayuWEB オリジナルショッピングカートはオススメです。
制作者、HTML、画像処理、CGI

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